概要

Quick Activation Packは、自社のデータウェアハウス(DWH)を有効活用したTreasure Data CDPの早期構築サービスです。Treasure Dataが保有するDWH接続機能と電通総研が保有するCDP構築テンプレート・マーケティングシナリオテンプレートを用いることで、約3ヶ月でCDP運用を開始でき、費用対効果(ROI)と顧客体験価値の最大化を早期に実現します。

よくある課題

  • データ統合のためのDWH構築に取り組んだが、その活用が分析にとどまり、十分なROIを得られていない
  • 部門を超えた顧客体験の向上を目指しているが、導入期間の長さやコストの高さから、CDPの導入に踏み切れない
  • まずはスモールスタートで、クイックに導入効果を示したい

サービスのポイント

本サービスでは、必要なデータや集計処理はDWHに一元管理(Single Source of Truth)しつつ、Treasure Dataはビジネス施策へのデータ活用を実現するActivation CDPとしての役割に特化するアーキテクチャ(※)を採用します。これにより、自社のDWHを有効活用したCDPの構築を約3ヶ月で完了することができます。

※ 昨今のCDP構築パターンについての解説はこちらをご参照ください

通常のCDP構築サービスとの違い

初期は要件定義よりも早期運用開始に主眼を置き、運用後に課題を抽出して自社独自色のあるCDPへの進化を目指します。

比較観点 通常のCDP構築 Quick Action Pack(本サービス)
初期期間
  • 6ヶ月〜1年程度
  • 3ヶ月程度
取込データ
  • 要件定義で網羅的に必要データを洗い出し
  • 初期は会員/Webログ*/購買/商品マスタのみが活用対象(原則、既存のDWHにデータを保持していることが前提
  • 本サービスで事前定義済みのテーブル設計を適用(カスタマイズ範囲は要相談)
  • 【オプション】DWH導入・改修(期間は別途相談)
施策チャネル
  • 複数チャネルでの展開も視野に検討
  • 初期はメール or LINE or 広告配信を想定 **
  • 【オプション】 Webコンテンツ出し分け
施策シナリオ
  • 要件定義でカスタマージャーニーを独自で検討
  • 初期で展開すべき効果の期待できるセグメント/シナリオ テンプレートを提供
  • 【オプション】 運用開始後の施策効果検証実施
  • 【オプション】 CDPの必要機能/データの改善開発
運用マニュアル
  • 要件に応じて必要な内容を検討し、プロジェクト独自で作成
  • 本サービスで事前作成済みのマニュアルを提供
  • 運用開始前に操作トレーニングを実施

初期構築スケジュール例

キックオフから約3ヶ月程度で初期構築作業を実施します。

* 貴社の既存環境次第では、上記に記載が無い作業(例:DWH側の改修)が発生する場合がございますが、状況に応じて最善の進め方/役割分担/スケジュール変更案をご提案致します。また、MAシナリオのクリエイティブ制作は本サービスには含みませんが、必要に応じて本サービスと合わせて見積・提案させて頂くことは可能です。
** キックオフは、Treasure Data製品説明/本サービス詳細説明/既存環境ヒアリングシートの共有/Webサイトトラッキングタグ(TDタグ)設置の依頼を想定しております。
*** 弊社がご提供する操作マニュアルをもとにしたビジネス部門向けのトレーニングを想定しております。

サービス紹介資料